アメリカの景気が良いことや、日本の経済政策などの理由により株価が上昇しています。
投資信託についても基準価額の上昇により、毎月、あるいは半年ごとの分配金以上の額を手にしている人が大勢います。
投資信託は購入者が運用判断をすることがありませんので、初心者の方にも適した金融商品と言えますが、貯金のような感覚で購入をすることはリスクがあります。

投資信託には国債のような元本保証がありません。
ファンドにより値動きの大きい小さいがありますから、実質的に元本保証と言っても良いものもあります。
しかし値下がりによって出た損失は誰も補償してくれないのです。
毎月少額の積み立て方式で購入するのはリスク分散の点で有効な手段ではありますが、貯金ではなく、あくまでも積極的な投資であることを忘れるべきではありません。

通常、投資信託は分配金をお金で貰うか、再投資に回すかの選択ができます。
再投資に回せばその分の分配金も当然手にすることができます。
購入手数料もかかりませんので、効率的に利益を上げるには再投資方式が不可欠です。
基準価額が下がった時には結果的により多い口数を買うことができ、その後の上昇でより多くの利ザヤを手にすることができるでしょう。

しかし、保有している口数が増えることは基準価額下落時の含み損も大きくなります。
それを踏まえると、分配金利回りの高いファンドほど上昇時にしっかりと現金化しておくことが重要と言えるでしょう。株式投資と同じですね。

初心者の方の場合はいつ現金化するかの判断が難しい部分がありますので、購入段階でこのくらいまで上がったら再投資分を現金化するなどという戦略を考えておくと良いでしょう。
日々値段が動いていく中で判断を行うのは、どうしても「まだ上がる」「まだ下がる」という主観が入ってしまいます。これは投資経験の長い方やプロでも同じです。

少額でも積み重なればそれなりに大きなお金になります。
購入手続きをして後はほったらかしにはせず、主体的に投資を行いましょう。きっと結果は付いてきます。

投資信託は分散投資でリスクを軽減する

投資信託はもちろん、資産運用において分散投資をすることは非常に重要です。
特定の金融商品だけに資金を集中させると、その金融商品の価格が極端に下がったときに大きなダメージを被ります。

投資信託は対象国やリスク・リターンの割合など様々な面が異なるファンドが何百本とあります。
それらの中から一つを選ぶのではなく、組み合わせて分散投資を行いましょう。
値動きの大きいファンドと小さいファンドの割合を調整することでポートフォリオ全体のリスク度合いを簡単に調整できます。

証券会社が提供する投資信託ごとの情報には、基準価額の推移が掲載されています。
再投資を行った場合の投資金額の推移も知ることができ、投資に非常に役立つツールです。
様々なファンドの基準価格を見ていると、値動きの傾向を把握できます。
いつ上昇するかがわかるものではありませんが、このファンドが上がった時にはこのファンドが下がる、という程度の傾向を知ることができます。

つまり、トレンドの異なるファンドを組み合わせておけば、全てが値上がりすることはありませんが、全てが値下がりすることもありません。
経済危機や戦争が起これば話が変わってはきます。

ここに分散投資の意味が存在します。どのファンドを組み合わせるのが有効かを考え、提案することは銀行や証券会社の担当者も行うことであり、プロの仕事として手数料が発生することです。
利益をあげる上で分散投資が重要であることが理解できるでしょう。
年間120万円までの投資は税制が優遇されており、政策的にも投資信託は買うべき金融商品です。
しかし元本は保証されるものではありませんから、個々のファンドの情報をしっかりと得て、納得できる形で投資を行いましょう。